September 2006

September 26, 2006

Phil Upchurch

Phil Upchurch - 1978


PhilUpchurch この方、George Bensonのレコーディングやステージでのバイプレーヤー参加がほんと多いです
そんなわけで、このアルバムのプロデュースもGeorge Bensonだったりします
アルバム裏ジャケには同氏からのコメントとサインも入ってます
サイン上には、さりげに"His Guitar Pickin' Buddy"との記載まで入ってたりして、親密さをアピール
あんたも得、わたしも得・・・なんでしょかね
ところで肝心のアルバムの出来ですが、何というかこれまたゆったりした感じで、音楽的な緊張感はありません
全編を通してマチュアーでマイルドなものを目指したアルバムですね

推薦曲はB面トップの"It's Almost Five"です
曲名からもわかりますが、
この曲イントロ部では Dave Brubeck の"Take Five" を彷彿とさせるところがあり、このアルバムの中で、リズム的にも和声的にも際立つものがあります
残念なのは、Phil Upchurch のインプロヴィゼーションに”詰り”が感じられることです
4:47という、そう長くはない曲ではありますが、特徴あるリズムの中でアドリブに窮したところが感じられるんです
このあたりがGB他スタープレーヤーとの違いに思えるんですね・・・
前回書きました"Ronnie Foster"にも同じことが言えるように思います
バイプレーヤーとは悲しい響きがあります

C'est la vie.・・・


でも音楽は、いいものですよね



フレーズがベンソンに似てるけれど、それも仲の良さの表れか
このアルバムではこの曲が好きです
"Phil Upchurch : It's Almost Five"


September 25, 2006

Ronnie Foster

Love Satellite - 1978, Delight - 1979


RonnieFoster1 カテゴリー分けとは本質的に意味の無い行為ですが、Ronnie Fosterを仮にカテゴライズするとしたら
”ブラコンテイストのライトなフュージョン”
てなことになるのでしょうか
リズムも決して重くはなく、美しい和声だけれども先鋭的なテンションを強調することもなく、テンポもミッドが中心です
日本ではヒットしにくいかも知れませんが、TV番組のBGMに使用されるケースは結構あるようです
最初にこの方を知ったのはGeorge Bensonの"Weekend in LA"でのキーボードプレーでした
所謂、音楽をしっかりサポートするタイプのプレイヤーなんですね

"Love Satellite"
ジャケットがなぜかレーサー
裏ジャケはシフトノブを握る右手だったりします
ヴィジュアルコンセプトはわかりませんが、このアルバムはそんなスピード感のあるものではなく、逆にまったりした仕上がりになってます

アルバム参加メンバーを見れば、
Ndugu "Leon" Chancler (愛称クレジットが逆)
Alphonso Johnson
Byron Miller
Paulinho da Costa
Harvey Mason
と、当時のブラコン&フュージョン界の重鎮ばかり

推薦するとしたらB面の"Easier said than done"
(Kashifとは同名異曲)
あとはミッドテンポの"Midnight Plane"


これ名曲なのにYoutubeから消えてしまった!

"Easier Said Than Done | Ronnie Foster"


"Midnight Plane-Ronnie Foster-1978"




RonnieFoster2"Delight"
翌年リリースのリーダーアルバム
アルバム参加メンバーを見れば、前作同様、豪華メンバー揃い踏み
前作との重複を除けば
Leon "Ndugu" Chancler 
(愛称クレジット、今度はノーマル)
Nathan Watts
Phyllis Hyman
(やはり虎に乗って来たのでしょか)などが参加
それだけしっかりしたアルバムにはなってます

推薦曲はA面ラストの"Let me in your life"なんですが、これには、
George Benson がバックコーラスで参加
クレジットを見ずとも聴けばGBとわかる(笑)
Stevie Wonder が本名 Steveland Morris のクレジットでドラム参加
Key of Life でも聴かせてくれましたが、Stevie は存在自体が音楽
キーボード、ドラム、ギター、ベース、それにハープ、何れをとっても
同氏にとって楽器は単なる媒体に過ぎないと実感させられます
ここでもテクじゃなく、いいドラムを聴かせてくれています


双方ともとてもゆったりしたアルバムです
ゆるい日曜の朝なんかに、よく似合いそうです




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スイート・リヴァイヴァル

The Two Headed Freap

Sweet Revival






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September 24, 2006

Sonny Charles とっても茶色

The Sun Still Shines - 1982


SonnyCharls Sonny Charlesさん
わたくし大好き
でもあんまり売れませんでしたね
そうは言うものの、なんともいえないまったりした感じはやっぱり最高です

アルバムトップの"Put It In A Magazine"はレコードのプレスが悪く、曲の最後でどうしても針が跳んでしまうんです
同じ状況の盤をお持ちの方も多いかも知れませんね
わたくしも針跳びのままで聴き続けていています
イントロのホルン、ハミングから、よく響く歌声が始まるところなんか、とてもいい感じ
ソウルミュージックらしいコンポジションに、アルト〜ソプラノな声をフィーチャーしたアレンジが効いてますね

"Per-son-nal-ly"は脳天気さが最高
曲のブレイクなんて、とってもステロタイプなアレンジですが、それがなんとも味わいある響きになっていて、とても82年?!とは思えないアンティークな曲調に仕上がってます



"Put it in a magazine"


最近このアルバム、オークションに出ているのを見かけました
ファンにはたまりませんが、値段はそれほど上がってなかったんです
このあたりの曲、いいんだけどなぁ
ちょっと複雑な気持ちでしたね



side 1
Put It In A Magazine
One Eyed Jacks
Can't Get Enough
Week-end Father Song

side 2
Treasure Of Your Pleasure
Per-son-nal-ly
Whet Your Whistle
Always On My Mind





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紹介アルバム
無かった・・・






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September 23, 2006

LPジャケットでの主張−2

Cheryl Lynn - 1987.1989


ジャケットデザインに何度も本人が出てくるシリーズ

表ジャケ、裏ジャケ、中袋、殆ど同じアングルで本人が出てくるのがブラコン、ソウルの良さ???なんですよね

CherylLynn1"Start Over" - 1987
わたくし、旧ブルーノートで、Cheryl Lynnさんと共演しました
ハイ、気が付いたらわたくし舞台にいたんです
いいえ、別にステージを壊すようなこと何もしてません
というのもあの頃ブルーノートでは10時になったらディスコタイム!!!ってのがあって、その最中の"Shake it up tonight"で気が付いたらCheryl様が隣に居られ、ありがたくも舞台でハイファイブできたんです
ま、寝言はええか・・・

表ジャケ、結構迫力あるお姿
確かにCheryl様、胴回りに迫力があります
だからこそっ!あのお声が出るんです

CherylLynn2裏ジャケ
結構おとなしい感じ
ただ黄色のスーツなんですけど、
それ、膨張色ですよ
ご注意ください




CherylLynn3中袋
白黒が結構いい雰囲気
ダイエットを極めた天地真理・・・









CherylLynn11"Whatever It Takes" - 1989
表ジャケ
結構かわいい感じ
そろそろ90年を迎えようというのに
ポリシーに一切揺るぎが無い




CherylLynn22裏ジャケ
あっ・・・
誰?
森のきのこ?
Cherylさん・・・ですよねぇ




CherylLynn33中袋
離婚してからの
辺見マリ・・・










Cheryl Lynnさんは、80年以降の音楽シーンに大きな影響を与えた方です
このブログにも既に登場しています
そこでは曲の試聴も出来ますので、参照してみてください

Cheryl Lynn




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September 22, 2006

LPジャケットでの主張−1

Smokey Robinson - 1982


ジャケットデザインに何度も本人が出てくるシリーズ

出張から帰ってきました
身も心も正直へとへと・・・
そんなこんなで、レコードを見ていて、このネタでも書こうかと・・・
表ジャケ、裏ジャケ、中袋、殆ど同じアングルで本人が出てくるのがブラコン、ソウルの良さ???なんですよね


SmokeyRobinson1"Yes It's You Lady" - 1982
ブラコン、ソウルミュージシャンの自己主張というのは明快
自分の顔、はっきり覚えてね!!!ってな事、何の臆面も無くやってのけてる
ミラクルズOBならそんなことする必要あんの???既に十分著名人でしょと思うんですけど・・・
やっぱり、純粋に出たいだけなんでしょかね・・・

SmokeyRobinson2これ、裏ジャケです
スーツが変って、レコードを裏返した時の感動も新た・・・なんでしょうか
顔の角度くらい変えろよ







SmokeyRobinson3これ中袋なんですけどね
スーツは表ジャケと同じ
このアルバムは、中袋のみがカラー
このあたりに「お品格」「ステイタス」を感じられてるのでしょうか

んなこと、ど〜でもえぇやんかぁ
・・・ってなネタなんですけどね







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September 10, 2006

Marilyn McCoo & Billy Davis Jr

You Don't Have To be A Star (To Be In My Show) - 1976


You Don't Have To be A Star1デュエット・・・とくればまず、
ダイアナ&マーヴィン
"You are everything"
パティー・ラベル&マイケル・マクドナルド
"On my own"
なんかが浮かびます
でも、わたくしは何といっても
Marilyn McCoo & Billy Davis Jrのこの曲
フィフス・ディメンション脱退後のハートフルなデュエットデビュー
"You Don't Have To be A Star" 邦題「星空のふたり」

You Don't Have To be A Star2今もドーナツ盤で聴いています
先日カラオケに行ったんですが、この曲があることにびっくり
一回目はキーをなめすぎてBillyになれず、玉砕
二回目は既に声が出ず、断念
まあ、大抵やないですね


"You Don't Have To be A Star"
何回聴いても、あたたかいなぁ〜




I Hope We Get to Love in Time




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proue335uriuri at 19:29|この記事のURLComments(2)from the Late 70's | Soul
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