April 2007
April 20, 2007
ZAPP
"V IBE" 1989 Ooo Baby Baby
シンセサイザーが音楽に登場した頃、私は楽器としてのシンセサイザーの取り込まれ方が大嫌いでした
それは単なる新種テクノロジーの域を出ることの無い、目新しさのみを取り上げる傾向が多々見受けられたからでした
当初のシンセサイザーは確かに楽器には至っていなかったですね
だからそれを使ったものは音楽とも呼べなかったようにも思います
それから幾年、シンセサイザーは時間をかけて音楽の中枢を担うまでに成長しました
そんな流れにありながら、
ヴォコーダーの音楽への取り込みが如何に早かったことか・・・
最初から楽器としてのポジションがありましたね
そのフロンティアであるRoger
彼が率いたZAPPは、好き嫌いはあると思いますが、この時代のグルーヴを象徴する感があります
Dick Smithなんかも同氏のプロデュースでした
もろRogerなサウンドでしたね
ヴォコーダーは肉声が基本だからこそ、あの独特のうねりを表現できたのかも知れませんが、やはりものを言うのはセンスですね
Roger & ZAPPの根底にはHIPHOPの源流を感じませんか
このアルバムは彼らにとって前作から久々のリリースでした
タイトルはギリシャ数字の"5"と"vibe"を掛け合わせた造語表記になってます
彼らの音楽を象徴する感がありますね
裏ジャケ
反転しただけ
じゃまくさかったん?
お薦めはThe Miraclesの代表曲の一つ"Ooo Baby Baby"
かつてLinda Ronstadtも取り上げた曲ですが、このアレンジに於けるZAPPの曲解釈には、彼らのセンシティブな一面をまざまざと見せ付けられる思いがします
スタンダードなこの曲を、煌びやかに音を散りばめたバラードに仕上げ、且つ流石ZAPPの十分なこってりさを残しています
アウトオブチューン気味にドライブするところなんか、やっぱりブラコンミュージシャンの底抜けのHさを感じさせますね
"Ooh Baby Baby"
I Play the Talk Box
Stop That
Fire
Been This Way Before
Back to Bass-Iks
Jesse Jackson
Ain't the Thing to Do
Sad-Day Moaning
Rock Star
Jake E Stanstill
Zapp V
Zapp
Zapp II
Zapp III
The New Zapp IV U
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