February 2008

February 23, 2008

To All The Guitar Lovers

"Fixer"  for your tail piece


GibsonES335blpcustom











ブラコンねたではないですが、
是非とも書いておきたいことがあります

ギターフリークの皆さん、"Fixer"をご存知でしょうか
そうそう、アーチドトップ系ギターに多く見られるストップテールピースを、ルックス変更無く、しっかり挟み込んで固定し、抜群のサウンド改善を具体化するあの優秀ツールのことです
わたくし、カスタムと335にそれぞれ"Fixer"を取り付けたんですが、各々の音を聴くとみんな驚くと思うよ

fixer







"Fixer"の原理はとてもシンプルで、且つ核心を突いたものです
オリジナルのテールピースが弦の張力に頼ってスタッドボルトとテールピースを密着させ、それにより弦振動をボディーに伝える機構であったのに対し、"Fixer"はテールピースとスタッドボルトを一体化する事によって、ロス無く弦振動をボディーに伝達するという機構になっています
従来、僅かなバリやがたつきによって失われていた弦振動エネルギーが、これによって無駄なくボディーに伝達され音となるわけです

私自身もストラトのネックを塗装無しMoonに変えたり、場合によりボディー自体を作り出して何とか思いの音をと奮闘する事があるのですが、毎回の悩みは、セットネックの勘合具合に始まり、
「如何に弦の振動を無駄なくボディーに伝えるか・・・」
という事でした

"Fixer"は、そのシンプル&ベストな考え方により、楽器本来のポテンシャルが素直にアウトプットされるよう改善してくれます
自然な考え方から生まれる胴鳴りには素晴らしいものがあります


"Fixer"を取り付け、弦を張り始めたときから、気持ちの高ぶりを感じるはずです
ギターレスポンスが良くなっている事が、その段階からわかるんです
ヘッド、ネック、ボディーまでがオールドのように弦に答えて響くようになり、それが自分の体にも伝わって来るからです

自分でやってみての感想です
はっきりと差異を確かめたかったので、折れ目での弦切れを覚悟し、古い弦のまま使用しました
それでも尚、サスティーンに加え、特に音の幅が広がったことと、
和音バランス向上を確認した事を、是非ともお伝えしておきたいです
今まで眠っていたものが、溢れ出てくるのを感じました

カスタムはもともと十分なサスティーンがありましたが、
それ以上のものが潜在していたことに気付きました


"Fixer"を取り付けるときにのアドバイスです
取り付け作業自体はブリッジやテールピース調整+アルファのレベルだと思いますが、最大効果を目指すには以下のような点にも注意したいです

fixerset







アルミテールピースに変えずオリジナルをそのまま使う場合は、テールピース裏面のバリは取った方が良いと思います
取らなくても効果は出ますが、ここは弦振動をロスしやすいポイントなので注意したいところです
(但しオリジナルはキャストもので、鋳型のズレによる段差があり、徹底しようとするとちょっと手ごわいので要注意です
私はそのうち、下面を研ぎ合わせた上、鍍金屋さんに持っていく予定)

もしボディー側ナット部に塗装が付いていたら、音ロスが起こるので、ボディー塗装に傷を付けぬよう注意しながらこれらを除去したいです
カッター類は除去範囲の切断が必要な場合(殆ど無いと思う)を除き使用せず、細めのマイナスドライバーの先などでカリカリはがすのが良いと思います

作業の際、専用台があれば良いのですが、そんなの持ってる人は稀なので、ネックに負担がかからぬ様、座布団等をうまく重ね、ギターをしっかり据えてから作業してあげてください
ハードケースに入れての作業も、ネック負担が無いわけではないし、突然蓋が閉まって泣きを見ることもあるのでお薦めできないです
ここは邪魔くさがらないで丁寧にやりたいところ

また、取り付けに加えてこれらの作業は、全て自己責任で対処せねばなりません
たいていできると思いますが、もしも自信が無ければリペア屋さんに相談するのも良いと思います


暫く弾いてみての感想です
カスタムには009、335には0095を張っていますが、双方とも1クラス以上重いゲージのしっかりした音が出ていると思います

これはカスタムの音です
以前の動画ではなく新しいものを掲載しました
Pacific Oasis のカヴァーで,最後のギターソロがカスタムです


2008/03/20
335に付けていたアルミテールピースを
オリジナルに戻しました
と言っても、下面は研ぎ合わせて平滑にしています
私の場合、バリ取りをして研ぎ合わせたオリジナルをフィクサーで挟み込んだほうが、バランスも音量もサスティーンも良いように思いました

009レベルの軽いゲージでも
セミアコが十分鳴り出すと思います
アルミはウォームな音色を好む方に向くかも知れません
これはオリジナルテールピースに010を張って弾いたものです
Feel like makin' loveにWhat's going onのテーマを重ねて広げたものです


2008/03/22
カスタムを弾いていて、自分が変ったと感じます
一音一音を大切にするようになった
早弾きや手癖でごまかさなくなってきました
スローテンポの曲で・・という意味では決してなく、どんなグルーヴの曲でも、和声に対して音を選ぶよう、曲に向き合うようになりました
単にスケールでごまかすアプローチが、心底嫌になるほど、ギターがはっきりマチュアーになったと実感しています
いつか右下の"Original Background Music"のところにも、レスポールや335で弾いた曲を加えようと思っています
Cf: アコギの宅録 音楽好きのDTM


中途半端なアタッチメントは捨てたくなりますね
ミドルレンジの増強により、たとえ僅かなタッチの音でさえアンプが響くようになりました
決してサスティーンや音圧に限った変化ではなく、楽器の表現力の幅が広がったと感じています

もちろんアタッチメント効果を否定するものではなく、更に良くなったことは言うまでもないです
特にディストーション+コーラス(フランジャー)は、音の粒が細やかになり、うっとりする音色になりました
これは生音が艶やかで美しく、且つパワフルになった事の証でしょうね


"Fixer"の開発者ご自身によるYahooオークションページです
http://openuser.auctions.yahoo.co.jp/jp/show/auctions?userID=fixer2005
この方もギター大好きな方のようです
とても丁寧な仕事をされている方のようです
丹念に作られた"Fixer"に人柄が表れているように思います

ニッケル、クローム、ゴールドはもちろん、インチスケールに加えミリスケールの"Fixer"が用意されており、輸入国産全てに亘り対応できるよう、ラインナップされています

fixercolor










アンカー締め用のシリアルナンバー付オリジナルスタッドキーは、分厚いメタル製で、実用だけでなくプロダクトとしても魅力的な逸品です
とにかくこの効果でこの値段はとても嬉しい

studkey











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