January 2011

January 01, 2011

納得のチューニング

Minehara Super Tune Systemをご存知か・・・


先日来、レスポールカスタムと格闘してきました

実は私のギターの中で、今まで一番シュアーなチューニングを誇っていたのはビルローレンスボディー+EMGにムーンのネックをセットしたストラトでした
中途半端なフェンダーは、はずれが多いけれど、私のストラトモデルは相当時間をかけ、しっかりしたチューニングバランスが確保できており、オールドとはいきませんがとても気に入った仕上がりになっていました

でも先日、SOSのチューニングアタッチメントを買ってきて、335とGB10、フルウォルナットのムーンのテレキャに取り付け、オクターブを合わせ直したところ、それらがストラトに勝るとも劣らないバランスに変身して、その効果に心底びっくりしたのです
(GB10にはアコースティック用を使用)
そこでMinehara Super Tune System、Buzz Feiten Tuning Systemについて調べ学んで、レスポールのナット自体のてこ入れにとりかかることにしたんです
(Buzz Feitenがこれに絡んでいるとは驚きでした)
Minehara TS2





ギブソンに手を加えるのはとても不安でした・・・安くないし・・・
でもレスポールカスタムの幾分荒削りなイメージは、良くも有り悪くもあり・・・という点は、ギターファンなら分かってもらえると思います

サンタナがレスポールカスタムで奏でたSong of the wind
レスポールならではのうねりを聴くことが出来ますが、ゆったりした曲の始まりに続き、最初に出てくる22フレット実音は、19、20フレを押さえたまま22に入った為か(ここの運指はそうなる)、サンタナの気持ちが指圧に影響したのか、その後の同音より幾分シャープしてしまっています
これがフレットの厳ついカスタムのうたい、キャラバンサライを聴いてみてください
でも私のレスポールで合わせて弾くと一番聴かせたい22フレでそれ以上に音がシャープし音が暴れてしまう・・
つまり以前の私のレスポールカスタムではオクターブを合わせても高音フレットの実音がシャープ気味の(弦長が短い)状態だったのです

いつも気になるのが高音部の実音の差だったわけです
チョーキング音は合わせることが出来ても、既にシャープした実音をフラットさせることは出来ません
それで、弦長調整のためナットの手術に取り掛かったわけです

チューニングマシンは用いませんでした
というのも、マシンは間々倍音を拾いすぎ、音程よりも一部の波長に影響を受けることがあるように感じるからです
したがって基本的にSOSの弦長調整寸法を参考に、後は耳を頼りに削って調整しました

結果、今のナットは必然的に階段状になっています
しかし、そのルックスとは大きく異なり、弦長差がテンションをうまく吸収補正し、うっとりするほどシューアーなチューニングになりました
しかも音程が正確化したことで和音バランスが向上するという相乗効果があり、カスタムの野太く艶のある音色が更に増したのでした
minehara nut






(この写真はアコギ、従い3弦のチューニングが異なります)

ギターが好きでない、興味の無い人には申し訳ない記事になりましたが、私のレスポールはここに書きたくなるほど、
綺麗で腰の入ったレスポールに変身したんです

嗚呼、幸せ・・・


lpcustom














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