October 08, 2005

Pointer Sisters

"HAVING A PARTY" 1977


Having A PartyPointer Sistersは"THAT'S A PLENTY" 1974に収録の"Salt Peanuts"で一躍スターダムに上ります。
但しその頃の彼女達は、ブラックコンテンポラリーというより、ロックテイストの女性コーラスグループというイメージが強かったように思います。
ですので、正直なところ、私は彼女達の方向性があまり好きでは無かったのです。
ところがそれから3年後、彼女達がリリースしたこのアルバム"HAVING A PARTY"の収録曲に、私は見事にはまってしまいます。
お気に入りはたった一曲なのですが、とてもマチュアーなナンバーの"Bring Your Sweet Stuff Home To Me"。曲もRhodesもStevieでした。やっぱり判る。私の中では名曲リストに載る曲です。
彼女達はどちらかと言うと他のミュージシャンに比較し声が細いほうです。ある観点からは、不安定なところすらある。タイトさや張り、腰の強さを求めるならEmotionsの方が安心して聴けますしファンキーでもあるでしょ。
しかしながらこの曲は、そんな比較次元にはなかった。

この曲はサンバを基調に、彼女達のリズム感を前面に打ち出すことで、たたみかけるドライブ感を醸し出しています。
一方で、驚くほどメロディアスなベースフィルインによって、とても豊かな和声色彩を得る事にも成功しています。
百歩譲って、他にも同じレベルの曲が幾つかあるとしても"・・・ Sweet Stuff ・・・"が突出して素晴らしいところは、これだけ強いグルーヴを持ちながらも、曲全体には何ともいえない物憂さ、壊れやすさを帯びている点にこそあると思うのです。
このアンビバレントさに、あの時代の焦燥感みたいなものが見えるように思えるのです。このコントラストは秀逸。心もとなげな歌いが、それを更に鮮やかに見せています。
類稀な・・とはこういうことを指すんだろうな。


"Bring Your Sweet Stuff Home To Me"


彼女達はその後1981年の「SLOW HAND」に代表されるようなロック色の強いものをリリースします。かつてカバーしたブルース・スプリングスティーンの「FIRE」の延長上の感がありました。

何故なんだろう、彼女達はその後"・・・ Sweet Stuff ・・・"のような曲をとり上げなくなってしまいました。逆にあの曲が何かの弾みで生まれた偶然の産物だったかのようにも思えてしまいます。
それがとても残念なのです。

「行く先が違うんだよ」・・と言いたくても・・・、所詮それは御門違いというもの。元々彼女達の志向性ではなかったのでしょう。なんと言うか、縁の無かったガールフレンドみたいなもので、良かったことだけ覚えておく事に。
とにかく一度"Bring Your Sweet Stuff Home To Me"を何とか探して、チェックしてくださいな。
アンニュイながら根底には熱いアーバンソウルが流れています。

Yes We Can: Best of Blue Thumb Recordings

Jump: The Best of the Pointer Sisters

ステッピン

Platinum & Gold Collection

ポインター・シスターズ・グレイテスト・ヒッツ

ベスト・オブ・ポインター・シスターズ

あった!コンピですけど
FREE SOUL MIND

本家からも出てます!
このシリーズが2アルバム出ていますが、何れも2枚組
でもそれぞれ殆ど同じ曲が順序入れ替えで入ってるという代物
このアルバムの場合、2枚目のほうが曲数が多い
ちょっと変わってますけど、何れにせよ内容は最高
"Bring Your Sweet Stuff Home To Me"は1枚目2枚目双方に収録されてます
The Wonder of Stevie






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この記事へのコメント

2. Posted by proue335   May 31, 2014 07:46
1959生まれさん
見つけてくださって有難うございます
ブラコン大好き本人です
こちらこそ感激です、素晴らしい曲ですよね、この熱さからは逃げられませんね
そのTV放送、私は知りませんでした
見たかったです
30年以上昔ですが、88で最優秀バンドに選ばれた”Jamaica”というとてもいいバンドがこの曲を取り上げてました
彼らもセンスのいいバンドでした
今後とも宜しくお願いします
1. Posted by 1959生まれ   May 28, 2014 19:14
この曲そんなに好きな方が他にもいらしたなんて感激です。私も同時代京都で学生しながら音楽してました。リバーサイドで横にいてはったかもね。
えらそうに失礼ですが、貴兄の好み、とても共感致します。
やっぱりスティービー、I can't help itに通ずる儚groove感じますよね。
ところで この曲をポインターが日本でライブでやってるのを日本の民放TVで
放送してた不確かな記憶が有るんですが、何か御存知でしょうか?
突然メールごめんなさい。

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