December 04, 2005

Fashion IIm7-V9(+Boz Scaggs)

"fabrique" 1982


fashion わたくし、このアルバムをご紹介するのをちょっと躊躇しました。カテゴリーの問題からでしたが、音作りやグルーヴに美しさがあるので、掲載させて頂く事に致しました。私のコレクションの中でも一番ホワイトファンク系のアルバムになると思います。
お薦め曲はやはり"Love Shadow"
曲はII−V基本の王道和声ではありますが、強めのフランジング+ショートディレイのギターにエレクトリックドラムという音作りは、独特の焦燥感描出に成功していると言えます。
また、ストリングスの用い方は定番的ですが、ある種のデカダントさがあり、後の電気グルーヴ(全米でもヒットした)にも影響しているように思えます。私はこれも好きです。
"Fashion - Love Shadow"


80年代は60年代とは異なるエキセントリックさがあり、80年前半の音作りにはそれが良く表れているように思います。
サンプリング技術が急激に進歩したことも背景にありますが、そのエキセントリックさがガラスのクラッシュ音に集約されるように思っています。多分一番印象深いのはCherrelleの84年デビュー"FRAGILE"でしょうが、"Love Shadow"でも砕け散るガラスの音が非常に効果的に使われています。
壊れやすいものが一気に破壊されてしまうマゾヒスティックな感覚・・・ではなくて、一瞬前の出来事にさえ決別してゆくみたいなある種時代の自暴自棄を感じながら当時は聴いていました。


私くらいの世代でII−V和声進行の印象的な曲といえば、Boz Scaggsの"Low Down" 76でしょう。Fashionの場合は4小節だけ転調を入れてバリエーション化を図っていますが、BozはII−Vオンリーで突っぱねていたことが印象的です。日本ではチャーがShine' you・・76でBozをリスペクトなのかな?それがLowdown?

"Boz Scaggs - Lowdown"


もともとジャズやラテン進行に用いられることの多いII−Vですが、都会的な響きがある反面、I度和音に行かなければいつまでも帰結しない和声進行である事がII−Vの特徴です。70〜80年頃にII−Vを用いたブラコンやアーバンコンテンポラリーミュージックが多く生まれたのは、当時の彷徨、時代の迷走に起因しているようにも感じています。そんな点から、迷走する80年代とII−V無限進行の関係に、何かアイロニックなものを感じるところがあるんです。




このアルバムは上記の"fabrique"を中心に、他アルバムから数曲収録したベスト盤のような内容です
やっぱり"fabrique"がよかったのでしょう、ジャケットからもそれがわかりますね
The Height of Fashion

懐かしの80年代にどっぷりつかる本

〈映画の見方〉がわかる本80年代アメリカ映画カルトムービー篇 ブレードランナーの未来世紀

ベスト・オブ80年代ロック

’80年代芸術・フィールド・ノート―ニューヨークの映像、美術、パフォーマンス

エイティーズ―80年代全検証 いま、何がおきているのか

80年代・女が語る



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