December 05, 2010
Stevie Woods
"Take me to your Heaven" 1981
このアルバムは前年リリースのRobbie Dupree "Steal Away"とよく間違われた一枚です
それは"Steal Away"曲冒頭の定番augument進行が印象的でセンセーショナルなヒットとなったせいかも知れません
でもわたくし的にはStevie WoodsアルバムA面(side one)一曲目に"Fly Away"、
4曲目に"Steal the Night"という、どちらも"Steal Away"を想起してしまいそうなタイトルの曲が収録されていたことがその要因として否めないと思っています
実はわたくしも当時"Steal Away"が気になっており、このアルバムはリバーサイドで収録曲名とAOR系との手書きのレヴューを読んで間違って買ってしまった一枚なのでした
まあ何の因果か後年、Robbie Dupreeは実際に"Fly Away"を歌うことにもなります(2009 The Songs of David Fosterに収録)
この"Take me to your Heaven"は、当時のブラコン・ミュージシャンの中産階級化した”たるたる”した姿勢が鼻についたりしますが、さらりとしたグルーヴでそこそこ聴けるアルバムになってます
褒めてんのか、くさしてんのか、わからんけど
ちなみに、Robbie Dupree "Steal Away"のアレンジは、
Doobie Brothers ”Minute by Minute” 1978 に収録された大ヒット
"What a fool believes"の影響をモロに受けています
この曲はSteely DanからJeff "Skunk" BaxterとMichael McDonaldが参加したことにより、Doobieの力強いリズムの上にDanの洗練された和声が乗ることで、Doobie Brothersがアーバン・コンテンポラリーの旗手へと変身した事をしっかり印象付けた一曲でした
Michael McDonaldとKenny Logginsによる傑作で、曲はもとより、アレンジ、リフ自体が当時大ヒットしましたね
いいですもんね
勿論、カヴァーも星の数ほど・・・
Matt Bianco に至っては2度も録ってる (下段参照)
"STEAL THE NIGHT"
"Fly Away"
おまけ
"Robbie Dupree: Steal away"
話は飛びますがマストなおまけ
これ、新たなグルーヴ展開を体現した一曲でしたね
"The Doobie Brothers - What a Fool Believes"
この曲の軽快で美しいリフは、当時のミュージック・シーンで特に際立つ輝きを放っていました
Carol King 独特のピアノフレーズが、Chicago Robert Lamm の心を打ち、Chicago V 1972 収録の名曲"Saturday in the Park"を生んだことは良く知られていますが、"What a Fool Believes" はそれ以上のインパクトと影響力を持っていたと今も感じています
話が変わってしまいますが、やっぱり付いてきたおまけ
Basiaも仲良しMatt Bianco
"samba in your casa"収録の初回カヴァー、それだけに熱いね
NISSANのCMに使われたのはこのヴァージョン
Mattのカヴァーではやっぱりこっちがいい
"Matt Bianco - What A Fool Believes"
ビクターのベスト盤での同曲
前カヴァーのfunca latinaなイメージは弱まり、
キーも下げてますが、OKです
おぢさんの毅然とした姿勢は、わかる人には伝わる
"Matt Bianco - What A Fool Believes"
Take Me to Your Heaven
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Attitude
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おまけ
Robbie Dupree
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