October 08, 2012
Ben Sidran
"I Lead a Life" 1972
私の敬愛するアルバムは、作品としてのヴァルールが高いもの、つまりアルバム作品性高さは勿論、何よりも各々の曲が素晴らしいものであるという観点から厳選したものばかりであると自負している
しかしBen Sidranのアルバムに関しては何故か、好みの曲調が少ないながらも、70年代リリースのものを中心に今も大事に持ち続けているのだ
各々アルバムに少しだけであるが好きな曲が入っていて、それを目当てに当時買い続けた
売ってしまったアルバムも当然あるのだが、それでもまだ手元に多数残っている
なんでだろう不思議だ
それほど好きでもない食べ物ながら、ついついつまんでしまう感覚に似てるのかなぁ
この人はもともとSteve Miller、Boz Scaggsがウィスコンシンからサンフランシスコに移りSteve Miller Bandを結成する前のThe Ardellsのメンバーとして彼らと共に音楽活動をし、Bozが抜けてからのSteve Miller Bandでは再度メンバー参加した人物である
この人の曲調はジャズ基調のアンニュイなものが多く、実は私が最も好む系統ではないながら、各アルバムに「必ず」と言ってよいほど毛色の違うポップな曲が収録されていて、私はそれが大好きで買い続けたのだった
それらは以下のような曲達である
■I lead a lifeより
Chances Are
It Don't Pay To Worry Like That
癒し系
■Puttin in Time on Planet Earthより
Walking With The Blues
軽く南国系
■Free in Americaより
Feel Your Groove
(ソロデビューのセルフカヴァー)
(こっちのほうが好い)
Beg For It (The Real Thing)
Free In America
このアルバムが一番ポップで軽快
以降'79までAristaへ移籍
■A Little Kiss in the Nightより
Kiss in the Night
しっとり系
この方の曲調、Fifth Avenue Band のPeter Gallwayに通じるものもあるのだが、このブログで紹介している中では少し異質
そこで聴いて頂こうと・・
私の好きなキャッチーな一連の曲は無かったが、なんとなくわかってもらえるかなぁと思って・・
Chances Are
It Don't Pay To Worry Like That
これは80年の作品
どの曲もかなり軽快に都会的になってる 4曲収録
Song For A Sucker (like you)