March 08, 2014

中嶋氏 追悼イヴェント 追記

追記


あらためて中嶋さんの作品を聴いていて、はたと気が付いた
彼は一般的な音楽との接点はあまり無いように言われている
でも私が知る限りそうでない部分があるし、昨晩お会いした業界のディープな方々も同じく、そうではない部分を分け合うようにご存知だった
昨晩から聴いていて今日、彼のノイズ作品はきちんとした小節に分かれており、
あの切り取るようなエンディングがその小節の終わりにあたることに気付いた


あのエンディングにより、静かな湖面に投じられた礫が作る波紋の余韻のようなものを彼は伝えたかったのかもしれない

彼の作品が語り掛けてくるのは、そういった細やかな構成が背景にあるからだと思えてきた
一連の水の作品は羊水にも思えたが、それに加え母の鼓動と、口ずさんだかもしれない子守唄のメタファーがあるように思えたのは、この音楽的切口があってこそではないかと思う

この世界では当たり前のことだったのかもしれない、けれど、私のようなアウトサイダーにとっては新鮮であった
加えて、共に作品を作って以来40年近く経って、また創造について語りあえたような、そんな気がした






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proue335uriuri at 15:50│Comments(0)from the Other Decades | Public Culture

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