from the Early 70's
October 01, 2017
Loggins & Messina
Loggins & Messinaのこの曲は70年代初頭の退廃的ロックシーンとは対象的な肯定的明るさに満ちた音作りが印象的でした
June 20, 2017
Carole King
Carol King自身がfacebookで取り上げていた70年台初頭の名曲
70年代の良さを凝縮したようなメロディアスで温かな曲です
May 03, 2017
山下達郎
ヤマタツさんの音の選び方を敬愛し続けています
加えてこの方はグルーヴ感覚が素晴らしい
音楽姿勢に打算が無いからだと感じます
竹内まりやさんの曲にもそれが表れてます
私の中でもアーバンコンテンポラリーの雄の一人
バンドの方々も精鋭
昨年8月から始めたドラムですが、今年の年始(還暦)パーティーでは十分できなかったところを来年は高めたくて、下段の曲を叩いています
バスドラの16裏入り連続はまだきついですが、好きな曲なら練習が続き自然にノレて叩けるようになりました
御本人はもとより、
バンドメンバーの音楽に対する姿勢は尊敬に値します
Sparkle
Plastic Love
竹内まりやさんが語る山下達郎さん
私達の想像を裏切らない音楽に対する姿勢でした
ライブがレコード以上に素晴らしいミュージシャンは
日本では少ない
山下達郎さんがその先頭に立っている理由がわかります
October 05, 2015
Syl Johnson
シカゴ・ソウルの雄 Syl Johnson を聴くと、
古き良き時代・・てな言葉が浮かんでくる
なんとも温かいグルーヴが時代を感じさせる
”愛のふところへ”のヒットはあるが、
私はこの曲から
One Way Ticket To Nowhere 1970
Back For A Taste Of Your Love ”愛のふところへ” 1973
July 04, 2015
KING CRIMSON
宮殿ではなくRed
私はプログレファンなわけでもないし、
歌詞の内容に共感するものでもない
しかし単に音として、
この曲は今の私を揺さぶるものがある
KING CRIMSON - RED - Fallen Angel 投稿者 bozorale
June 08, 2014
May 30, 2014
May 18, 2014
Al Green
後記する”Let's stay together”はAl Greenの大ヒットですが、私はこの曲が気に入ってます
何故でしょう、曲の背景にとても悲しいものがあります
Sha la la (Make Me Happy)
Let's Stay Together Long Version
May 11, 2014
Who Do You Think You Are
”Who Do You Think You Are” はJigsawのシンガーソングライターデュオ、Des Dyer and Clive Scottによって書かれた曲
1974年に少なくとも3バンドがリリースした
Jigsaw
Bo Donaldson and The Heywoods
実はこのテイクがお気に入りだったりする・・・
Candlewick Green
おまけ
Saint Etienne 1993
May 04, 2014
April 19, 2014
April 18, 2014
April 17, 2014
April 14, 2014
Four Tops
Hamilton, Joe Frank & Reynolds 1972リリースを
大御所Four Topsがカヴァー
様子が一変していて面白いが、曲のヴァルールまで上がっている
この曲に関しては、Four Topsのアレンジ、テイク、うたいの大勝利
後年セルフカヴァーしているので、お求めの際は要注意
オリジナルアルバムは '72 keeper of the castle
'72 Hamilton, Joe Frank & Reynolds 元曲はこんなノリ
Four Topsがm7主体に展開にするところは、
メジャー展開されており感覚がまったく違う
April 13, 2014
Wayne Newton
当時から社会問題化していた家族崩壊の最中にある子供に対する歌です
当時、そうDJが語っていたのを思い出します
詳細には母親の元に残す幼い娘に対する去ってゆく父親の気持ちでした
ミッドティーンだった私にも苦しい気持ちは伝わってました
April 12, 2014
April 11, 2014
April 10, 2014
April 09, 2014
Hamilton, Joe Frank & Reynolds
以前にグラスルーツやエジソンライトハウスと一緒に掲載したかも・・・
万博後ですね
ハードロック全盛期でしたが、こんなポップな路線がしっかりとありました
その後、ちょっとぺシミな大人になりました
April 08, 2014
April 06, 2014
February 03, 2014
September 21, 2013
私のアース様−1
アース様はかつてこの世を支配されていました
アース様との出会い EW&F
CBS以前に降臨され、移籍後、万能の力を得られ、
数々のお告げを届けて来られ
そして、燃え盛る太陽が夕陽に変わるかのように去って行かれました
残念ながら私にとって
レッツグルーヴやファンタジー、ブギーワンダーランドはお告げではありませんでした
それ以降、今日のものもそうです
悲しみを乗り越え、
Electric Universeまでに私達に送られた真のお告げの数々を、
ロゼッタストーンに刻むが如く、ここに記しておきたいと思います
All'n All 以前
アース様は71年に降臨されましたが、その頃は灼熱のマグマのような荒削りな音とゴスペルというより呪術的なものを感じるサウンドが特徴でした
カリンバがそれをさらに印象深いものとしていました
加えて、
元々モーリスがRamsey Lewisのところでドラムを叩いていた経緯もあり、当初のアース様の音作りは後年に比較しクロスオーヴァー的で、曲アレンジやアルバム構成も、言葉は悪いですが、幾分冗長でした
デビューからHead to the skyまでのアース様を端的に表現すると、スライがBSTとジョイントした・・ような熱気と和声を、当時で言うクロスオーヴァーなリズムと曲構成に組み上げ、縄文土器のようにうねうねと練り上げたような感じでした
しかし、73年以降、アース様のポテンシャルはビッグバンを迎え、私達の宇宙に君臨されます
そしてそれはRaiseのリリース前まで続いたのでした
当時呪術的なものを持ったブラックミュージックは無かった
グルーヴのうねりも衝撃だった
'73
Evil
ゴスペルスピリットに溢れた一曲
音の根底に熱を感じた
'73
Keep Your Head to the Sky
この後もこのグルーヴはアース様から消えることは無かった
'74
Mighty Mighty
これもゴスペルそのもの
この頃はとにかく濃かった
'74
devotion
カリンバはアース様が世に広めたと言って過言でない
言うなればマグマ大使みたいなものか・・・
'74
Kalimba Story
私はこの曲以降、良い音楽には空間を感じるようになった
アース様との出会い を参照されたし
'75
That's the Way of the World
この頃は音がかなり洗練されてきている
'75
Reasons
血尿出るまで踊った
Gratitudeでの収録ながらスマッシュヒットはベスト盤まで待つこととなった
スネアの遅れ、当時も今も同じように気になる・・・
でも曲が始まればすべて帳消し
'74,'75/'78
sing a song
ひたすら祈る
モーリス、病を乗り越えてくれ
帰ってきてくれ
アース ウィンド アンド ファイヤー Earth Wind & Fire
September 01, 2013
Until you come back to me
"Until you come back to me" 1973
この曲はStevie Wonder によって1967年に書かれたが、その後10年、Looking Backまでアルバム収録されることはなかった
それより先に、Aretha Franklin のリリースがあり、これが当然大ヒットとなった
その後この曲は、多くのミュージシャンにカヴァーされ、名曲中の名曲となっていく
ある晩遅くにスティーヴィーがアレサに電話し、
”アレサ姉さん、あんたに一曲あるんだけど・・”
”もちろん歌わせてよ!(やるわよ!)”
というような始まりでこの曲が生まれてきたらしい
曲を聴く前に引き受けると言える・・それだけ双方の信頼と力量があるということだろう
実に素晴らしい曲に育っている
アレサの後ろに居るのは故George Duke
Aretha Franklin Live Until you come back to me
Aretha Franklin Studio take Until you come back to me
Stevie Wonder
Chaka Khan
Deniece William & Johnny Mathis
Miki Howard
Basia
Emily Elbert
January 01, 2013
Now Explosion
Cliff Nobles & Co. "The Horse"
'70年大阪万博の頃のお話です
土曜の夜、というか曜日がかわって、
12:45くらいになると、突然TVが白黒になり、画面にその日の番組開始時刻に応じて時刻表示が暫く表示された後に始まる、今で言うMTV番組がありました
それが”Now Explosion”でした
この曲はその番組テーマ曲
Soul Trainとは傾向が違っていて、多分にロック系でしたが、
私はこの番組が大好きで、毎週末とても楽しみにしていました
この曲が好きだったことも大きな要因でした
曲頭のスネアとギターのフィルイン、カッティングが小気味よかった
MTVといっても、今のような充実したものはあまりなくて、スタジオでミニのワンピースやボディースーツを着たおねいちゃんが、おサイケな画面処理の中で踊っているだけ、てなものも多数ありました
でもその頃はこれが一番感覚的に新しかったと思います
提供はROPE、DOMONなどで、そのCMが中世のヨーロッパのようで、それらの対比も面白かったのです
エンディングテーマは、CSN&YのOhioで、裸馬にのって裸のおねいちゃんが散歩してるてな内容でした
バニシング・ポイントのワンシーンのようでした
時代としてはEasy Riderの直後ですね
これは当時のビデオですが、日本放映前のものもあるように思います
ある程度日本で知名度があがってから、女性DJがでてくるようになるのですが、私はそれまで毎週狂ったように見ていました
"Now Explosion"
October 08, 2012
Ben Sidran
"I Lead a Life" 1972
私の敬愛するアルバムは、作品としてのヴァルールが高いもの、つまりアルバム作品性高さは勿論、何よりも各々の曲が素晴らしいものであるという観点から厳選したものばかりであると自負している
しかしBen Sidranのアルバムに関しては何故か、好みの曲調が少ないながらも、70年代リリースのものを中心に今も大事に持ち続けているのだ
各々アルバムに少しだけであるが好きな曲が入っていて、それを目当てに当時買い続けた
売ってしまったアルバムも当然あるのだが、それでもまだ手元に多数残っている
なんでだろう不思議だ
それほど好きでもない食べ物ながら、ついついつまんでしまう感覚に似てるのかなぁ
この人はもともとSteve Miller、Boz Scaggsがウィスコンシンからサンフランシスコに移りSteve Miller Bandを結成する前のThe Ardellsのメンバーとして彼らと共に音楽活動をし、Bozが抜けてからのSteve Miller Bandでは再度メンバー参加した人物である
この人の曲調はジャズ基調のアンニュイなものが多く、実は私が最も好む系統ではないながら、各アルバムに「必ず」と言ってよいほど毛色の違うポップな曲が収録されていて、私はそれが大好きで買い続けたのだった
それらは以下のような曲達である
■I lead a lifeより
Chances Are
It Don't Pay To Worry Like That
癒し系
■Puttin in Time on Planet Earthより
Walking With The Blues
軽く南国系
■Free in Americaより
Feel Your Groove
(ソロデビューのセルフカヴァー)
(こっちのほうが好い)
Beg For It (The Real Thing)
Free In America
このアルバムが一番ポップで軽快
以降'79までAristaへ移籍
■A Little Kiss in the Nightより
Kiss in the Night
しっとり系
この方の曲調、Fifth Avenue Band のPeter Gallwayに通じるものもあるのだが、このブログで紹介している中では少し異質
そこで聴いて頂こうと・・
私の好きなキャッチーな一連の曲は無かったが、なんとなくわかってもらえるかなぁと思って・・
Chances Are
It Don't Pay To Worry Like That
これは80年の作品
どの曲もかなり軽快に都会的になってる 4曲収録
Song For A Sucker (like you)
May 01, 2011
Donny Hathaway
ほぼ完工した物件の確認と新規物件の打合でDubaiからOmanに行ってました
あと2駅を残しレッドラインは全線開通しました
今度京都でチャリティーをします
その際、MarvinではなくDonnyのカヴァーをとりあげる事になりました
FREE SOUL. the classic of DONNY HATHAWAY
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August 03, 2008
Grass Roots
日本の音楽シーンで強烈な変革となったのは66年前後からのグループサウンズブームでした
今や名司会者(?)の堺正章氏が属したスパイダース、ジュリーのタイガース、エド・サリバンショーにも出演したブルーコメッツ等が有名
そんな中にあって、若手としてチョイワル感のあったテンプターズが、Grass Rootsをカヴァーしてたんです
それが"Let's Live For Today" 1967 邦題「今日を生きよう」でした
この曲、もともとイタリアのバンド"Rokes"がオリジナルです
Grass Rootsヴァージョンがヒットしたので、その後再リリースしたとか・・・
グループサウンズブームの頃、わたくし小学生でしたが、ショーケンの悪さ感がおねーちゃん達にウケていることは、何となく感じていました
子供ながらに、んーだよって思ってましたね
是非書いておきたいのですが、ブルコメのサックス&ヴォーカルは故井上大輔(当時忠夫)氏でした
同氏は後に山下達郎氏の”悲しみのジョディー”でサックスを担当されていました
熱いサックスでしたね・・・
一気に70年に飛びましょう
Grass Rootsは70年から短期間にビッグヒットを連発します
当時中学生だったわたくしは、ソウルのグルーヴを主軸に、日本の音楽とは桁違いの和声、メロディー駆使してくるこの辺りの欧米音楽文化にどんどんのめりこんで行きました
Grass Rootsに関し、わたくし一押しは何といっても
"Temptation Eyes" 1970 邦題:燃ゆる瞳
Bメロの和声が最高!
これ、カラオケにあります
わたくし、おはこ・・・
"'Temptation Eyes' by The Grass Roots"
その次のお薦めは
"Sooner Or Later" 1971 邦題:恋はすばやく
これはかわいい曲です
とってもアメリカン・バンドな感じがします
""Sooner or Later" [Original]"
その次は
"Two Divided By Love" 1971 邦題:恋は二人のハーモニー
ここまでの3曲は高揚感のあるスマッシュヒットでした
私もエアチェックしてましたね
今はテープが”ぱりぱり”になってますけど・・・
このビデオは番組ライブを口パクに差し替えたものです
""Two Divided By Love" [Original]"
上のmovieの音が悪いのでこれを掲載
"THE GRASS ROOTS- TWO DIVIDED BY LOVE"
彼らのヒットは、前述までと言って良いと思います
その後1972 "The Runway" 邦題:涙の滑走路 を放ち、日本でもオンエアはありましたが、殆ど食いつきがなかったです
ちょうどファンを2分した"Bad Finger"、
先行していた"1910 Fruitgum Company"、"Fortunes"、
一発屋の"Edison Lighthouse"や"Gallery"等のポップなR&Rサウンドに代わり、ツェッペリン、パープル、マウンテン等、ハードロックの興隆に影響され、彼らの活動はその後殆ど届かなくなり、76年頃に一旦解散しています
80年代に再結成し、今は"The Grass Roots Starring Rob Grill"としてゆったりと活動している様子です
"The Fortunes-Here Comes That Rainy Day Feeling Again"
一点、申し上げたいことがあります
これから彼らのアルバムを買われる時は、オリジナルヴァージョンなのか、その後のセルフカヴァーなのか、十分御注意ください
彼ら、殆どのヒットを、後年セルフカヴァーし直していますので・・・
年とともに落ち着いて行くことは誰も否定しません
でも当時のマインドを失くしてゆくことを「必然」と位置づけて、それで納得できるものなのでしょうか?
また同時に、作品は一旦生み出されれば一人歩きするもので、それを覚悟出来るのがプロではないかとも沸々と思うのです
かつてのワークを再度触りたくなるのは、作り手のドグマか商業活動の影響でしかないように思います
いろんな局面で考えてしまいます
そんなこと、ありません?
Delfonicsのところでも書きましたね・・・
わたくし?
勿論、オリジナル派
Anthologie
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All Time Greatest Hits
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Anthology: 1965-1975
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Where Were You When I Needed You
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Grass Roots: The Best of New Grass Revival
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Let's Live for Today/Feelings
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Golden Legends: The Grass Roots
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May 02, 2008
Freda Payne
私がソウルR&Bに目覚めた頃の名曲
Freda Payneの"Band of Gold"
当時、ラジオから流れてくるこの曲を聴いて、タイトでいさぎよいリズムながら和声がどことなくm7に響いて来る様子に、
ある種の悲壮感、70年代独特の焦燥感みたいなものを感じていました
それでもこの曲が私をひき付けたのは、この曲の圧倒的なグルーヴだったと思っています
8ビート主流のトレンドにおいて、16ビートが徐々に頭角を現し始めた最中、2ビートマーチの如く刻むスネアの上に組み上げられたこの曲の際立ちには目を見張るものがありました
(ほぼ同時期のHoney Coneは対照的に16ビートで最高!)
あの頃は想像もしなかったのですが、この曲はかなり極端なパターンの別れの曲なんです
それを知ったのは後になってからのことでした
YouTubeを見ていてこの曲の歌詞付ムーヴィーを見つけました
これを見れば曲内容が良くわかると思います
金の結婚指輪も出てきます
"Band Of Gold - Freda Payne - Lyrics"
さらにFreda Payneのムーヴィーを探していて、変な子のムーヴィーを見つけたんです
その子がまさに上記のファイルを再生しながら曲内容に感情移入して泣きだすムーヴィーなんですが・・・
ちょいとざわとらしくて
そこまでせんでええがなと、思うんですけど
"Band of Gold (with caroline)"
まぁ、若いのにFreda Payneを敬愛していることは評価したいね
Fredaさん、ひょっとして都はるみ的な存在なんでしょか
The Best of
バンド・オブ・ゴールド
Greatest Hits
ぢょっとカルーセル麻紀入ってぎてるぅ
Live in Concert
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April 19, 2008
Edison Lighthouse
"Love Grows" (where my Rosemary goes) 1970
ブラコンねたでなくてごめん
(アレルギーは治ったんですけどね・・)
先日カラオケでこの曲を見つけました
3回歌っちゃったもんね
スタジオ・ミュージシャンで構成された
"Edison Lighthouse"
スマッシュヒットの"Love Grows"
いい声のTony Burrowsがヴォーカルを務めていました
彼らはスタジオ以外での活動は行わず、当時音楽ビジネスの典型的セッションバンドとして、この曲だけを残し、所謂one-hit wonderとして姿を消してしまいます
Tony Burrowsが去った後もバンドは暫く活動していましたが、かつてビッグヒットを放ったバンドとして注目を得るに止まった感がありました
これはシングル盤ジャケット裏のライナーノーツ付き歌詞カード
邦題「恋のほのお」は名訳だと思う
原題は「わしのローズマリーの行く所、愛は育つんじゃ」・・・ と、まあアジア民族にとって甚だありがたい高い農耕生産性を語るタイトルになっているんですが、
"grow"をうまく"glow"に置き換えたところがキャッチーだったと思います
かつて大橋巨泉氏の名訳で"I only have eyes for you"を「恋は盲目」とした例がありました
同曲のその後の邦題訳(アート・ガーファンクルのカヴァー)では
「瞳は君ゆえに」等になりましたが、何れも時代が感じられる良い仕事だと思います
これアダプター無しでかけられる45回転シングル盤
ドーナツ盤とは中心の仕様が違う
このままでLPと同様にプレーヤーにかけることが出来ます
中心部を取ってしまうことも出来そうですが、私はやったことがありません
レコードは宝物でしたから
この曲のイントロやAメロ部ギターカッティングは70年代ポップロックを代表する感があります
この6thを刻み込むカッティング(元来R&Rから派生)はT-Rexにも見られ、当時でいう「ワイルド」なサウンドの源となっています
"Love Grows (Where My Rosemary Goes)"
私はこの曲がとても好きです
私のこの曲への賛辞は和声に対するメロディーラインの可愛らしさに尽きます
前述の6th刻みのバッキングは、その独特な響きゆえに、ともすれば曲全体の硬さ、単調化を生むことにもなりかねません
しかしながらこの曲のメロディーは和声に縛り込まれることなく、高揚感に溢れたワイルドでフリーな展開を見せてくれます
実際に歌詞にも「彼女の髪は"Wild and Free"」という下りがあるのですが、そんなイメージを持ちながら書かれた曲なのかも知れませんね
ソングライターはTony MacaulayとBarry Mason
セッションヴォーカリストのTony Burrowsが去った後もEdison Lighthouseとして活動を続けた二人です
ブラコンR&Bに限らずこの頃の曲は、和声メロディーがいいですね
何より味があります
*:.。..。.:*・゜゚・*:.。..。.:*・゜゚・**・゜゚・*:.。..。.:*・゜*・゜゚・*:.。..。.:*・゜゚・*:.。..。.:*・゜゚・*
この次の70年代ポップロック記事は、多分"Grass Roots"です
*:.。..。.:*・゜゚・*:.。..。.:*・゜゚・**・゜゚・*:.。..。.:*・゜*・゜゚・*:.。..。.:*・゜゚・*:.。..。.:*・゜゚・*
The Best of Edison Lighthouse: Love Grows
On the Rocks
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November 01, 2007
Santana
おじさんで悪かったね
ああ、
おじさんだともさ
でも、腰の入ったおぢさんなんだ
ブラコン以外ではね
おぢさんはSantanaが好きなんだけど
一番好きなのは今のSantanaぢやぁないんだよな
ポールリードスミスは
洗練された良いギターだよ
確かにな
ああ、そうともさ
24フレットまで楽々さ
おぢさんも欲しいよ、金があったらな
でもな、
おぢさんの好きなSantanaは
レスポールカスタムを愛す
Santanaなんだ
ごろんとしたネックの、とっても重たい、
あのカスタムで奏でる
分厚い音のSantanaなんだ
かきむしる音色のSantanaなんだ
林檎ちゃんじゃないけど
レスポールはやっぱり黒なんだよ
Song Of The Wind
70年代の彷徨
竹村健一氏の名コピー 「猛烈からビューティフルへ」
それは激動の60年代を駆け抜け、はたと周りを見渡すに至った日本を、アイロニックに、しかしながらあまりにも的確に表現したフレーズでした
記憶が曖昧ながら、同フレーズが書かれた小さな白いボードを持った加藤和彦氏が、雑踏に佇むCFが忘れられません
そのCFのBGMが、この曲"Song Of The Wind"でした
このギターの音色にあの時代の彷徨が重なります
Caravanserai
Abraxas
Black Magic Woman/Gypsy Queen
この曲でII-Vの和声進行にはまった
Oye Como Va
Samba Pa Ti
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August 28, 2007
Stylistics Philadelphia
かわいいですよね
この辺りの曲
Thom Bellの手腕が活きています
Stylisticsはフィラデルフィアソウル王道のsweetな曲だけではなく、ポップさを増したハッピーなサウンドを交えてこのアルバムを発表しました
その代表作が"Rockin' Roll Baby"
イントロ部はDionne Warwick & Spinnersの
"THEN CAME YOU"の高揚感を彷彿とさせます
Aメロ部にとってもライトなアレンジでブルース進行が用いられているところがますますかわいい!
ジャケットにその雰囲気が満開
好きなデザインの一つです
この辺りの曲はシングル盤が似合う
曲のコケティッシュさのせいか、シングルの手軽さや、小品への愛着みたいな感覚がぴったり来ます
だからドーナツ盤は愛しく感じてしまう
ここからはシングル特集・・・
75年当時Van Mackoyで大ブームとなった"Hutsle"
彼らは同氏のプロデュースでそのリズムを取り入れヒットを放ちます
"Can't Give You Anything"
邦題"愛がすべて"
パロディーカヴァーでしたが先日まで整髪料CMで流れてましたよね
シングル盤のジャケット裏には、ハッスルのステップガイダンスが描いてあったりします
概してダンスというのは一旦ステップを覚えて、それを何時間もぶっ通しで踊って初めて踊りこなせるものですよね
民族性が異なるならば尚更です
だからこの説明を見ながら、おねいちゃんたちがステップを踏んでいる姿は、実に滑稽でした(御容赦)
盆踊りにしといたらいいのに
彼らのバラード名曲
"Star on a TV Show"
Stylisticsらしい歌い上げがsweet
ジャケットもTVイメージ
とってもしつこい
この頃のブラックミュージック価値観なのでしょうか、
TV番組に出てるか否かというのは・・・
同じコンセプトの曲でMarilyn MCoo & Billy Davis Jr の
"You Don't Have To be A Star"
邦題"星空のふたり"がありますね
この頃までのブラックミュージシャンは超お金持ちではなかったのかも
このシングルB面に収録されている
"Hey Girl, Come And Get It"は、
George McCraeの
"Rock Your Baby"とよく似ていると言われていました
当時はレガエ(レゲエが紹介された頃の呼び名)風の曲調やバッキングリズムがまだ珍しくて目立ったし、何より和声進行が殆ど同じだった事が要因だと思います
(Bメロ部の和声展開がちょいとだけ異なる)
シングル盤ジャケット裏にはStylisticsのほうが先に発表したと記載されていますが、とにかくKeyまで同じなのは笑える
続けて聴ける、メガミックスしてついでにいっとけ
まだシングル盤を何枚も持ってます
その内、特集しましょうかね
エジソン・ライトハウス、カフ・リンクスなんかもあったりします
でわっ
Rockin' Roll Baby
The Original Debut Album
Greatest Hits
ダイアナ&マーヴィンでヒットした"You Are Everything"収録
The Best of the Stylistics
Greatest Love Hits
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February 11, 2007
Billy Paul
”僕とジョーンズ夫人はね・・・、
ちょっと訳ありでね・・・、
いけないってわかってるけど・・・、
今はどうしようもないんだよね・・・。”
あかんで、自分・・・
今回はPhilly Soulの中でも特にsweetなBilly Paulのご紹介。
久保田利伸の初期のバラードヒットは、この方のこの曲にインスパイアされたところがあるように感じます。
その曲とは、同氏のジャジーでアンニュイな歌いでスマッシュヒットとなった前述の"Me and Mrs.Jones"。
なんともいえない物憂さ・・・。この方の変らぬスタイルですね。
のっけはO'Jaysを思わせるノリで始まるものの、このアルバムは全編通してBillyスタイルに浸る感覚があります。
ジャケットも個性的。タイトル”360度・・・”の表現なんでしょうか、阿修羅像や十一面観音像ちっくなデザインが印象に残ります。
ソウル大御所Al Greenをはじめ、Elton JohnやCarole Kingなど、ソウル以外の、しかも超有名曲を大胆に採り上げ、それを自らのスタイルに歌い込んでいるところに、自信満々さを感じませんか。
流石、仕掛け屋Gamble & Huffの手腕も活きていますね。
でもBillyさんに一言、
6時30分にカフェで逢うなんて止めなさい、人目多すぎる。
退社時間帯やんか。
*今回はWindows Media Player データです。ご了承ください。
Brown Baby
I'm Just a Prisoner
It's Too Late
Me And Mrs. Jones
Am I Black Enough for You?
Let's Stay Together
Your Song
I'm Gonna Make It This Time
360 Degrees of Billy Paul
Let 'Em In
Super Hits
October 31, 2006
Nick Decaro
ITALIAN GRAFFITI - 1974
また、アレルギーが始まってしまった・・・
前にもありましたが、おなじ理由で今回、ブラコン以外のご紹介です・・・
Michael Franksとよく比較されたNick Decaroですが、芯にほのかな熱さがあるのがこの方の良いところ。
ヒット曲"Under The Jamaican Moon"にもそれがよく表れていますね。
良し悪しの論議ではなく、Michael Franksの場合、透明感があるんだけれども、それはあくまでアルバム"Skin Dive"なんかに感じるような、水やガラスの透明感、ちょっとクールな透明感を感じませんか?
Nick Decaroの場合は、夏の夕方の風というか、やっぱりちょっと熱を帯びた透明さが良い。
このアルバム、George Benson他多くのミュージシャンを手がけ、当時のフュージョン界重鎮であったTommy Lipumaの設立したBlue Thumbレーベルからのセカンド。もちろんTommy LipumaとNick Decaroのプロデュースによるものです。
Al Schmittのミキシングがこのアルバムでも冴えています。とにかくバランスが良く、美しい響きになっています。デリカシー・・・あるよな。
"Under the Jamaican Moon"
"Under The Jamaican Moon"
"Happier Than The Morning"
"Tea For Two"
"All I Want"
"Wailing Wall"
"Angie Girl"
"Getting Mighty"
"While The City Sleeps"
"Canned"
"Tapestry"
イタリアン・グラフィティ
ハッピー・ハート(紙ジャケット仕様)
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March 05, 2006
Ohio Players スティッキー
ブラコンというカテゴリーには、こってりした音楽が多々あります。その代表格Ohio Playersのご紹介です。といっても今回はジャケット中心のご紹介。
最近はCD中心なので、オリジナル紙ジャケット、特に両開きの”ごぉじゃす感”は無くなってしまいました。
30cm盤というサイズも、やっと手に入れたモノの有り難さを味わうのに、ちょうど良い大きさだったのかも知れませんね。
まっ、そんなこんなで、まずは"Honey" 1975。
瓶ごと蜂蜜食べちゃってます。
両開きのパワーですよ。
青少年には、きつかった。
"Let's Do It"
期待を裏切らず、中にもあります。
そこまではっきり言わんでも・・・
と思うほど曲名もストレート。
"Sweet Sticky Thing"
続いては"Fire" 1974。
これもかなり来ましたね。
美人度が高かった。
"Fire"
彼らの曲調は、Slave、Gap Bandなどと共通するところがあります。
何れにしても茶色くてタイトです。
OHIOは少しだけフュージョン系の曲も手がけましたが、ジャズテイストとまでは行きませんでした。
"Runnin' From The Devil"
何度見ても・・・
この退廃的デザインは良い。
けむり出てるもん・・・
こちらも1974年"Skin Tight"。
実はこの中では、このアルバムのリリースが一番早い。表現はおとなしいですが、以前からジャケットに使われていたスキンヘッドの女性のイメージが重なり、やはり淫靡さを感じてしまいます。
"Skin Tight"
"Streakin' Cheek To Cheek"
こちらは"EVERYBODY UP" 1979。
綺麗なプロポーションですよね。
Tシャツは着ているものの、やっぱり濡れていて、てらてらとてかってます。
やはり青少年にはきつい。
かつて大阪ブルーノートで何度か彼らのステージに行きました。
80年頃に彼らは再起しているのでオリジナルメンバーかどうかわからなかったのですが、ベースの兄ちゃんがかっこよかった。
ヴォーカルのリロイおいちゃんは前からふらふらしていましたが、そのときは年齢的にふらふらでしたね。
あの頃、アップナンバー系のミュージシャンのステージに共通し、10時になったら「ディスコ」宣言てのがありました。
OHIOの場合、そのかっこいいベースの兄ちゃんが宣言役でした。その兄ちゃん、片足を大きく上げて半回りしながら、タイトにベースをはじくのですが、やおらマイクを掴んで「みんな踊ろうぜ」と絶叫。その声に、客席全員待ってましたと椅子をしまって立ち上がり、ブルーノート全体がディスコ化してました。腕を突き上げてのO・H・I・Oダンスも、聴衆全員が揃ってできるのでOHIOも大笑いでした。
あのファンの連中、何処行ったんかなぁ・・・
Skin Tight
Fire
Honey
Greatest Hits
Pain
Angel
Pleasure
そらそやろ
Ouch!
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January 09, 2006
January 07, 2006
O'Jays イカしてるよな!
"Backstabbers" 1972
先にTavaresを書いてしまいました。やはりO'Jaysを記しておかねばなりませんね。超お薦めは定番中の定番のタイトルチューン"Backstabbers"です。
音創りがかっこいい。イカしてる。都会の闇が見えるようです。
ギターの小粋さにはKOされますね。
こりゃぁ敬礼。
できるもんならやってみな・・ってな感じ。技巧じゃないもの、これは。
蛇足ながら"Backstabbers"は直訳「背中を刺す人」から転じて「陰で中傷する人」の事。邦題は”裏切り者のテーマ”だったりしました。ふむふむ・・何となくわかる。音楽表現力、あるよなぁ。
更なるお薦めは"Love Train"。これもタイトでパワーがありながら音がお洒落な曲です。この曲のコーラス、我々がコピると間違いなく「村の青年団」になってしまう。
もういっちょ、別アルバムですが"Use ta Be My Girl"。これはキュートさのある曲。
他のコーラスグループに比較して、O'Jaysは男らしい歌声の部類に入ると思いますが、音作りはお洒落で現代的でした。だからソウルじゃなくてブラコンにカテゴライズしました。
Back Stabbers
ベリー・ベスト・オージェイズ
The Essential O'Jays
Message in Our Music: The Best of the O'Jays
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October 27, 2005
Eumir Deodato
往年のJazz-Rockでも昨今のFusionでもありません。Crossoverの大御所Deodatoの登場です。今のFusionがCrossoverと呼ばれていた頃の作品ではありますが、多分、ほとんどの皆さんが同氏と知らずに曲を聴いていると思います。
ただこの頃のCrossoverは、今の感覚で区分するならイージーリスニング(御容赦)に属してしまうかも知れませんが、Deodatoはちょっと違って、おいちゃんたちは気持ち正座して聴いたね。
このアルバムに取り上げられた曲を見てください。びっくりもんでしょ。さらっと見てもサテンの夜、亡き女王の為のバヴァーヌ、ラプソディーインブルーですよ。このラインナップだけでもめっさ凄い。これだけでも価値ありのアルバムでしょ。
※ちなみに「めっさ」とは、コンテンポラリーな大阪弁で「たいそう」「こよなく」「非常に」「驚くほど」「ひたすら」等、副詞+形容動詞ハイブリッド表現の最上級にあたります。
ちなみに比較級はご存知の「めっちゃ」です。
そう言っておきながら、実は私のお薦めは
"Skyscrapers","Super Strut","Rhapsody In Blue"。
特に"Skyscrapers"がお薦め。
70年頃はみんながNYに憧れていて、ロックフェラーセンターやエンパイヤステートビルに夢を馳せていました。わたくしもその一人でした。
ただ私はその頃からデコなデザインがイカしているクライスラービルが大好きだったんです。ニューヨークが舞台の映画には必ず出てくるあのビルです。
エンパイヤより優れた意匠でしょ。
"Skyscrapers"はマンハッタンの緊張感を見事に表現していて、曲からメガロポリスのエナジーがほとばしるような感覚があります。でも、そんなパワーに満ち溢れた曲が、はっとするブレイクを迎える瞬間にこそ、クライスラービルがお似合いだった。そんな訳でこの曲が一番のお気に入りだったんです。
摩天楼の足元を車で行く躍動感も、街路から細長い空を見上げるメランコリーも、ビルをかすめて飛ぶダイナミズムも全て備えた名曲だと思います。とにかくブラスの効いたスリリングな曲です。
歴史に残る曲の一つだと思います。是非聴いて欲しいです。
ギターがJohn Tropeaなんです。はっきり言って、好き嫌いがあると思います。私もどちらかと言うと彼は苦手ギタリストなんですが、この曲は特別扱いですね。
面子はビリー・コブハム、スタンリー・クラーク等つわものが揃っています。それだけに「本メロ全て裏入り」という強行策が見事な編曲に昇華されて行ったわけです。こんなドライブ感は未だ他に無いと思います。
圧巻とは、これを言うのでしょうね。
"Nights In White Satin"
"Pavane For A Dead Princess"
"Skyscrapers"
"Super Strut"
"Rhapsody In Blue"
CD復刻版にはボーナストラックが入っている事が多いようです。それはさておき、残念なのは曲順も変わっている場合があることです。
復刻盤は作者に敬意を表し、オリジナルアルバムと同順で再現して欲しいと思います。
CDになってから、レコードを裏返す行為が無くなったり、任意の曲順で曲を聴く事が出来るようになったりしているので、音楽を生み出す側の創作スタンスも異なってきたように思っています。作者の意図が途切れるような、何と言うか、アルバムの作品性のようなものが無くなって来たように感じられ、少し残念です。
出来れば優れたアルバムほどオリジナル曲順で聴きたいと思います。
ガーシュインも嬉しい
ラプソディー・イン・ブルー
リハルトシュトラウスを手がけたことで話題騒然となった
これにはシングル盤テイクのツァラトゥストラも収録されています
ツァラトゥストラはかく語りき
これは復刻でボーナストラック付き
Deodato 2
Love Island
Prelude
ジャケットがシュール
ファースト・クックー
昨年Ground Zeroにて「この地に生きるものは世界中何処ででも生きて行くことが出来る」とのメッセージを見ました。自分達で創った国に対する誇りと自負を感じ、敬意を覚えました。
人には本来、自己治癒力が備わっていて、痛みを知った人ほど、互いにその力を発揮し合うことを学ぶのだと知りました。
マンハッタンを思いながらこれを書いていて、それぞれ人に備わったものを偽り無く使うことが一つの供養であるように今感じています。
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October 09, 2005
Harold Melvin & the Blue Notes
このブログの一番最初のMarvin Gayeを読み直してから寝たら、夢を見た。Marvinのブログがあって、俺のが無いのは何でや!・・・怒りやがんの。
歌といっしょで、汗やらつばきやらが飛んで来た。
複雑なことがあったからかも知れませんが、Teddy Pendergrassの・・・というかBlue Notesの話題はやっぱり不可欠、謹んで書き込みます。フィラデルフィアを語る時Kenny Gamble & Leon Huffの存在は必須。彼らと一緒にEbonysあたりも話題になり易いですが、そんな中でもHarold Melvin & The Blue Notesは音楽的に芯の強いグループとしてPhilly Soul興隆の中心的存在であったと言って良いと思います。
初めて聴いた彼らの曲は"The Love I Lost - part 1"でした。
70年頃から始まったFM大阪のビート・オン・プラザという好チョイス番組があって、そこのDJをされていた川村ひさしさんが、どこかの番組でこの曲をかけたのです。ビート・オン・プラザを後輩に引き継がれてからもこの時代、川村さんは音楽ファンの良い先輩でした。影響も受けていたので、同氏の選ぶ曲には興味があり「今度は何か・・」とラジオに向き直ったのです。
当時既にソウルファンを自認していたこましゃくれの私は、ソウルミュージックの曲調には、ちとうるさかった。いや、うるさいつもりだったんです。そんな私は、ラジオからの曲紹介の間に、"The Love I Lost "というタイトル、part1・・てなものが付いているといった点から、何となく初めて聴く曲のイメージを推量しはじめたのです。
・・んっ、甘めか?。
それを裏付けるように流れてきた曲の出だし、ストリングスの入り方、裏テンポのハイハット・・・ちょっとバリハイな感じ・・・等々から、先ほどの想像は大当たり!、曲の展開までも見えたわいと思ったのです。
ところが間もなく、コーラスが始まった。それも少し荒削りな。
ゆっちゃ悪いが村の青年団みたいな。
こんなんでええのんか?。
でも・・音のとり方、結構良いやないの・・と、思った瞬間、Teddy Pendergrassが低目から入って来やがった。それでありったけの力で、ぶつけるが如く歌いだした。暫く目が点でした。真剣勝負してる。搾り出す声が熱い。なりふりよりも伝えたい・・みたいなハートが、高校生の私にもわかりました。身じろぎ出来なかったです。
今から思えば"The Love I Lost - part 1"はとことん重い内容の曲などではありません。でもその時、歌の根底に、なにか震えるものを感じたんです。
たかが音楽、されど音楽、結構凄いものがあるんだ・・・捨てたもんじゃないから。
"Harold Melvin & the Blue Notes ~The Love I Lost - part 1"
Teddy PendergrassはMarvin亡き後、その座を「いろんな事の後」に継いだように言われていて、伊達男というイメージも聞きます。でも私は曲から入って彼を見たので、この人はとても真摯な人にしか思えないのです。ミュージックビジネスの中では、浮名を流す事も売り物の一つ・・のような風潮があるけれど、この人の最初の印象が強烈であったせいか、そのような面があったとしても、それが矮小にしか見えないのです。Blue Notes時代には多くのミュージシャンがカヴァーする名曲が沢山あります。これもその姿勢を物語るものではないでしょうか。
Teddy Pendergrassには熱い力があります。事故という不運を越えカムバックを果たしたところにも、そのスピリッツを感じるのです。
"The Love I Lost"はカヴァーしにくいようですね。オリジナルが強烈だと成功しないんでしょう。すっかり彼らの曲だからだと思う。この曲のファンとして敢えて記しました。
私が持っているLPはこれ。ベスト盤です。
"The Love I Lost - part 1"の他に
"If You Don't Know Me By Now"
"I Miss You"
など、他の人のカヴァーでも聴いたことのある名曲ばかり。
どのベスト盤を買っても、たいていこのあたりの曲が網羅されています。
とっても茶色く、とっても熱い曲のオンパレード。
"Don't Leave Me This Way"収録
これも名曲ですね
実力派こそカバーしてる
The Essential Harold Melvin & the Blue Notes
Collectors' Item (All Their Greatest Hits!)
ベスト・オブ・ハロルド・メルヴィン&ザ・ブルー・ノーツ
Back 2 Back: Harold Melvin & the Blue Notes/Atlantic Starr
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September 25, 2005
もう尊敬! Barry White
"Rhapsody in White" 1974
かつてゴシップ系ニュースバラエティーの草分け的存在「ウィークエンダー」という番組がありました。番組内容はタレントゴシップやH系ニュースを、今で言う芸能レポーター・・ですか、が大仰に語るというものでした。その番組のタイトル曲がこともあろうに故Barry White&Love Unlimited Orchestraの"Rhapsody in White"だったんです。番組内容と曲の対比、濃かったですね。
同氏の音楽を語る時、必ず出くわす形容詞があります。
煌びやかな、ゴージャスな、上流の、リッチな、純白の、プラチナの、シルクの、ビロードの、まったりした、甘い、熱い、暑い、めくるめく、繰り返す、狂おしい、とめどない、汲めども汲めども(?)
まっ、形容はよろしいわ。
同氏の率いたLove Unlimited Orchestraはいったい何人居たのか知りませんが、だいたい語りたい音楽を「オーケストラで」と発想するところが既にゴージャスぢゃありません?
い・け・て・ま・す・よねぇ〜。
Love Unlimited Orchestraでのお薦めは万人共通でしょね。
まず"Love's Theme"聴いてるだけで離陸。飛んじゃいます。
加えてわたくし的には"White Gold"に収録の
"Only You Can Make Me Blue"。これも曲名長めでしょ。
今も昔もBarry Whiteをお求め頂いた皆様に、もれなく長めのタイトルお付けしてます。それでいて、ハイこの曲の短さ!。これ実際にはインストで3分程度の曲なんです。そんなんにこんなん付けるところが同氏の凄いとこ。
もう尊敬っ!。敬礼っ。
でもね聴いてみてください。なんとなくそのニュアンスが伝わって来るから驚き。
以前のVが無くなってました
画像のイメージが少し邪魔するかも知れませんが、意図はよくわかるなぁ
曲ニュアンスをわかってもらえると嬉しい
スネアドラムのグルーヴ、ギターカッティングセンス、抜群です
"Only you can make me blue"
同氏には他にも名曲が沢山あります。
極低音でお話し下さる曲もTPOにより良いのですが、私はノーマル系で"Can't Get Enough of Your Love, Babe"がピカイチお薦め。最後に", Babe"が付いてる!しかも「点」の後に「ベイヴ」。とうとうと流れるこの曲には、自分自身も中産階級以上との錯覚に陥る。
脱帽っ!。
更にもう一曲"What Am I Gonna Do With You?"。
前述曲とコンセプトおんなじやんか。
脱臼っ!。
この2曲、皆さんも日本のバンド(今は2人組)の曲でそっくりなの知ってるでしょ。こっち向いて笑うやつです。
この曲に、まいこーじゃくすん氏の"Rock with You"を足したら、あの曲になる。私はあのトリオの曲もシングル買いましたけどね。わりといいから。
"Barry White - Love's Theme"
特にこの曲のギターの刻み、オクターブが煌びやか
金持ってんどぉ〜ってなところ・・隠してない、十分はみ出てるし・・・
このギターセンス、この頃の私の宝物でした
"Barry White - Rhapsody in White.wmv"
"Barry White - Can't get enough of your love baby"
"Barry White- What Am I Gonna Do With You"
王道でのお薦めアルバムは以下のとおり。
キャセイ航空でおなじみの"Love's Theme"は
"Rhapsody in White"に収録。ガーシュインにも敬礼。
タイトル曲"Rhapsody in White"も同系のノリでばっちぐーです。
小品ながら洒落た"Only You Can Make Me Blue"は
"White Gold"に収録。この曲、ほんとにお洒落ですよ!
曲内容にぴったりなジャケット、最高ですよね。
あぁ〜お腹いっぱい!
"Rhapsody in White" 1974
1.Barry's Theme
2.Rhapsody in White
3.Midnight and You
4.I Feel Love Coming On
5.Baby Blues
6.Don't Take It Away from Me
7.What a Groove
8.Love's Theme
"White Gold" 1974
1.Barry's Love, Pt. 1
2.Satin Soul
3.Always Thinking of You
4.Power of Love
5.Spanish Lei
6.You Make Me Feel Like This (When You Touch Me)
7.Only You Can Make Me Blue
8.Dreaming
9.Just Living It Up
10.Just Like a Baby
11.Barry's Love, Pt. 2
Can't Get Enough
こってりしてて好いですよ
Back to Back: Their Greatest Hits
アルティメイト・コレクション
THE BEST 1200 バリー・ホワイト
Barry White - Greatest Hits
September 18, 2005
Spinners
"Second Time Around" 1970
前回のStevie Wonderで思い出したので書きます。
Spinnersのモータウン時代のスマッシュヒットにStevieによる
"It's A Shame"1970
がありました。この曲イントロのギターが当時のソウルシーンでは新鮮でした。でも曲が始まると、デトロイトながらフィラデルフィアソウルにつながる感じがありほっこりしてしまう一曲でしたね。
彼らの活動は67年から始まりますが、その後アトランティックに移籍しトム・ベルのプロデュースで
"COULD IT BE I'M FALLING IN LOVE" 1972
他をリリースします。
映画のワンシーンのような"COULD IT BE ・・"の曲展開には、なんともいえない切なさを覚えます。感性が実に豊か。このあたりの曲を聴いて欲しいな。
加えて特筆すべき一曲はDIONNE WARWICKとの
"THEN CAME YOU"1974でしょうか。
"Detroit Spinners - It's A Shame (1970)"
そんな中で、お洒落系ブラコン推進委員会(いつから?)としましては、彼らを代表する曲として是非とも"I'LL BE AROUND"1972を挙げておきたいのです。この曲、構成はとても単純なのですが、和声の鮮やかさはカラフルそのもの!
センスとはこれを言うのですよ!
洒落たサウンドを求める方には是非ともお薦めの一曲です。
これはベスト盤で輸入LPで聴いています。
盤が歪んでるので、どうしても最初の曲は音が揺れますし、チリがぱちぱちいうのですが、それも好い感じ、とっても気に入っています。
ジャケットも最高!
"Spinners - I'll Be Around"
残念ながら彼らの昔のオリジナルアルバムは持っていません。
これはベスト盤CDです。
今では手に入り易いと思いますが私は散々探しても見つからず、結局出張の際、タイムズスクエアのVirgin Megastoreで手に入れました。
「・・・スピーナーズ・・探してんねんけど・・・」
「はぁ、日本人やろ?」
「せやけど?」
「自分らそんなん知ってんの!」
「はぁ・・・、いけてる・・からな」
「かぁ〜!ほんまか、こっちや・・・」
その背の高い兄ちゃん(bro)最初は怪訝そうにしていましたが、棚まで案内してくれ、CDを渡してくれました。
黄色くてもねハートはあんねん。僕らもねわかるねん。
何年か前に旧ブルーノートに彼らがやってきた際、"I'LL BE AROUND"を生で聴くことが出来ました。
感動的で忘れられないステージでした。
それにしても彼らはみんな本当に楽しそうにステージをこなしますね。
いつでも誰にでも満面の笑みですもんね。
多分日本人が変なんでしょうね。
だからカラオケで歌ってもダメなんだろなぁ。
The Very Best of the Spinners
I'll Be Around & Other Hits
Could It Be I'm Falling in Love & Other Hits
セカンド・タイム・アラウンド
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September 04, 2005
とっても元気な Honey Cone
今の復刻CDラインナップはありがたくもあり、哀しくもあり・・・。
私が中学生の頃にカセットでエアチェックし、愛聴したハニー・コーンの"Want Ads"(邦題:希望に燃えて)は、当時発売されたシングル盤テイクだったようです。
今手元にあるCDには[Long Version]のテイク表記があり、シングル盤に比較し、少し冗長なアレンジに感じます。それでも確かに良いんだけれど、あのモータウン系列のタイトでコケティッシュな曲作りは、シングルのほうが優る感じ。
「記録」的な意味合いでは、ロングバージョンもうれしいですけどね。
"Want Ads"はその頃の他の音楽とはっきり違う色を持っていました。このスマッシュヒットの後、同アルバムから"One Monkey Don't Stop No Show"もシングルカットされ、やはりヒットしますが、"Want Ads"程の高揚感はありませんでした。
当時中学生の私は"Want Ads"の持っている高揚感、「少年の気持ちを引っ掻き回すパワー」が何なのか全くわからず、ひたすらカセットテープを聴くだけでした。歌詞は別として、今思えばこの曲調は、少年世代の焦燥感を代弁する強い味方だったのかも知れません。それに私は強烈に惹き付けられていたのでしょう。
特にビートの利いたIIm7(V7代理)ギターカッティングは、メジャーキーながら独特のアンニュイさを醸すという和声的な秀逸さを持っており、それが前述の「少年の気持ちを引っ掻き回すパワー」につながっているように思うのです。
70年代の名曲はメジャーキーながらIIm7のアンニュイな輝きを持っているものが多いです。
これはPETER GALLWAYのFIFTH AVENUE BANDあたりにも顕著です。山下達郎さんが熱く語りそうなところですね。私も大好きです。
とにかくモータウンがお好きな方、ホーランド・ドジャー・ホーランドサウンドにマイッた方で、シュープリームスの元気版に興味のある方はぜひ"Want Ads"をチェックしてください。
できればシングルアレンジで。未だにかっこかわいい曲です!
あった!
私がエアチェックしたヴァージョンです
イントロもエンディングも切れてますが御容赦
↓ ↓ ↓
"Want Ads"
薀蓄はこちら ↓ ↓ ↓
Lady soul―ブラック・ビューティ・ミュージック・ガイド
Soulful Sugar: The Complete Hot Wax Recordings
The Best of Honey Cone: Ten Best Series
Greatest Hits
なにぶんLPの復刻盤なので
"Want Ads" はシングルヴァージョンではないと思います
でも調べてませんのであしからず
ソウルフル・タペストリー
テイク・ミー・ウィズ・ユー+ス
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September 01, 2005
King Floyd かすかな記憶
70、71年頃のかすかな記憶ですが、「キング・フロイド」というボーカリストが居たと思います。
(決してギルモアさんのピンク・フロイドではありません)
同氏のGroove Meという曲が今も耳に残っています。
曲調はメジャーでノリも良かったのですが、曲の売れ行きはなんともマイナーな状況であったと記憶しています。
確か、ジョージ・マックレーのロック・ユア・ベイビーあたりのスマッシュヒットと前後していて、その影に隠れてしまったのかと思いますが、リズムのヒップにしっかり乗った歌い回しは、ブラックミュージックの深さを感じさせるに十分な一曲でした。
その後の活躍についてはつかめていませんが、とても懐かしい名曲です。
あとで調べましたらこの人この曲、カントリー&ブルース&ソウルが交じり合ったニューオーリンズ、サザンソウルの名盤とのことでした。
見つけたコンピレーション他をご紹介しておきます
Get Up And Dance?グルーヴ・オン・マラコ(2):リアル・ヴォイス
アトランティック・リズム&ブルース(1947-1974)~Vol.7(1969-1974)
ドロシー・ムーアとデュエット
ミスティ・ブルー?ザ・ベスト
スウィンガーズ
"Groove Me"収録
Choice Cuts
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